小規模企業では、PC やスマホに「どのアプリをいつ配布するか」の管理が大きな負担になりがちです。
手作業でのインストール依頼やメール連絡は抜け漏れの原因となり、セキュリティリスクも高まります。
Microsoft Intune を利用すれば、社内標準アプリの一斉配布から自動更新の適用までをクラウドで統合管理でき、一人情シスでも効率的に運用可能です。
👉 関連記事: 小規模でも効果大!Intune によるセキュリティ強化ポイント
社内標準アプリを一斉配布
Intune を使うと、社員全員に必要なアプリを「社内標準アプリ」としてまとめて展開できます。
- Microsoft 365 Apps(Outlook, Teams, Excel, Word など)を自動配布
- 業務システムの専用アプリも配布可能
- 配布対象をグループ単位で指定でき、部署ごとに異なるセットを導入可能
これにより「新人が入社したらまずアプリを手動インストール」という手間がなくなり、即日業務を開始できる環境を提供できます。
👉 詳細: Microsoft Learn – Intune でアプリを追加する
ストアアプリとカスタムアプリの配信方法
ストアアプリ
- Microsoft Store アプリ(例: OneNote, Whiteboard など)を Intune から直接配信
- アップデートはストア経由で自動適用
カスタムアプリ
- 自社開発アプリや業務用クライアントアプリを LOB(Line of Business)アプリ として登録
- iOS / Android の場合は Apple Business Manager / Google Play 管理コンソール と連携して配布可能
これにより、アプリの種類を問わず「配布元を一本化」できます。
更新も自動適用で「インストール忘れ」を防止
Intune の大きなメリットのひとつが、アプリ更新の自動適用です。
- ストアアプリ → Microsoft Store / Google Play / Apple App Store の仕組みで自動更新
- LOB アプリ → Intune 管理センターに新バージョンをアップロードすれば、対象端末に順次配信
- Microsoft 365 Apps → 更新チャネル(例: 月次チャネル)を設定して最新状態を維持
これにより「ユーザーが古いバージョンを使い続ける」リスクを回避できます。
一人情シスにとっては「配布後の監視や再通知の手間が不要」になる点が非常に有効です。
👉 詳細: Microsoft Intune アプリの管理
まとめ
Intune によるアプリ配布の効率化は、小規模企業にとって大きなメリットをもたらします。
- 社内標準アプリの一斉配布 → 手作業を排除し導入を迅速化
- ストア / カスタムアプリ配信 → すべてのアプリをクラウドで一元管理
- 自動更新 → インストール忘れ・更新漏れを防止
「アプリ管理を効率化してセキュリティも担保する」ことは、一人情シスや少人数体制の IT 部門にとって最重要課題のひとつです。
Intune を導入することで、最小限のリソースでも 安心・効率的なアプリ配布体制 を構築できます。
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