WordPress のセキュリティ強化ガイド|初心者から実践できる安全対策

WordPress

はじめに

WordPress は世界中で広く利用されている CMSであるがゆえに、攻撃者の標的にもなりやすいプラットフォームです。
「自分のサイトは小規模だから狙われない」と油断していると、知らない間に改ざんや不正アクセスの被害に遭ってしまうことも。。
本記事では、初心者でもすぐに実践できる WordPressセキュリティ強化の方法を、実例・チェックリスト付きで解説します。


セキュリティ対策の基本

WordPress・テーマ・プラグインを常に最新化

  • アップデートは脆弱性修正を含むことが多い
  • 自動更新を有効にすることでリスクを低減可能
  • 更新前にはバックアップを取ることが必須

失敗談:更新を怠っていたサイトが既知の脆弱性を突かれて改ざんされ、検索結果から除外されてしまったケースもあります。


強力なパスワードと二要素認証

  • 12文字以上・英数字記号混在のパスワードを使用
  • プラグイン「Two Factor」や「Google Authenticator」で 2FA を導入

ログイン試行制限と通知

  • 「Limit Login Attempts Reloaded」で総当たり攻撃を防ぐ
  • 不正ログインの試行をメールで通知

管理画面の防御

ログイン URL の変更

  • デフォルトの /wp-admin は攻撃の標的
  • 「WPS Hide Login」で独自 URL に変更

管理者アカウントの分離

  • 投稿用は「編集者」権限アカウントを作成
  • 管理作業用は「管理者」権限で使い分ける

ファイル・サーバー側の対策

ファイル権限の見直し

  • wp-config.php を 600 に設定
  • wp-content/uploads は書き込み可にするが実行不可に設定

SSL(HTTPS)の導入

  • 無料の Let’s Encrypt でも可
  • 常時 SSL 化で盗聴防止と SEO 効果も期待できる

セキュリティチェックリスト ✅

  1. WordPress・テーマ・プラグインを常に最新化する
  2. 二要素認証を導入する
  3. ログイン試行回数を制限する
  4. 管理者と投稿用アカウントを分ける
  5. wp-config.php のパーミッションを強化する
  6. 常時 SSL 化する
  7. 定期的にバックアップを取得する

まとめ

WordPressサイトのセキュリティは「一度やって終わり」ではなく、継続的に見直していく必要があります。
特にアップデートとバックアップは最重要ポイント。
この記事のチェックリストを実践すれば、初心者でも堅牢な環境を構築できます。


コメント

タイトルとURLをコピーしました